妊娠中の「食べること」

query_builder 2026/05/29
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妊娠すると、
今まで当たり前だったことが、
急に当たり前ではなくなることがあります。

好きだったコーヒーの匂いが無理になった。

大好きだったご飯が食べられない。

逆に、今までそんなに好きじゃなかったものが、
どうしても食べたくなる。

「なんで?」と思うくらい、
自分の身体が自分のものじゃないような感覚。

特につわりの時期は、戸惑う方がとても多いです。

「栄養のあるものを食べなきゃ」
「赤ちゃんのためにちゃんとしなきゃ」

頭では分かっている。

でも、実際は—— 白ごはんの匂いがだめ。
お味噌汁が無理。
なぜかポテトだけ食べられる。
トマトばかり食べたくなる。
炭酸水しか受け付けない。


そんな自分に、少し罪悪感を感じてしまう人もいます。

でも私は、そこには理由があると思っています。

身体は、いつもメッセージを送っています。

たとえば、さっぱりしたものが欲しくなる。

冷たいものしか入らない。

酸っぱいものを求める。

それは、今の身体が「こうしてほしい」と教えてくれているサインかもしれません。

もちろん、「これを食べれば正解」という話ではありません。

妊娠中の身体は、本当に一人ひとり違います。

だからこそ大事なのは、誰かの正解ではなく、

自分の身体の声を聞くこと。
「今、何なら食べられそう?」
「何が嫌?」
「どんな香りなら安心する?」


そんなふうに、自分の感覚に耳を澄ませてみる。

妊娠中は、今までの自分の“当たり前”が、少しずつ変わっていく時期です。

好きだったものが変わる。
身体の感覚が変わる。
価値観も、心の揺れ方も変わっていく。

それは、“自分がなくなる”のではなく、
新しい自分に出会っていく時間なのかもしれません。

赤ちゃんを育てながら、

実はお母さん自身も生まれ変わっている。

だからこそ、食べることも、「ちゃんとしなきゃ」
で苦しくなるより、

「今の私、何を求めてるんだろう?」 と、
自分に優しく問いかけてほしいのです。

食べたいものには、理由があります。
食べられないものにも、理由があります。

身体は、思っている以上に賢い。

だからまずは、“今の自分”を否定しないこと。 食べられたものを、一緒に喜ぶこと。

その積み重ねが、妊娠中の心と身体を、少しずつ整えてくれるのだと思っています。



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